復興への想い
「ありがとう」は、つながる。
「東北・みやぎ復興マラソン」は、
東日本大震災の被災地の復興に寄与することを目的に2017年から始まりました。
復興への想いを持った多くのランナーが集う、東北最大級のマラソン大会です。
台風、コロナ禍での中止を経て、
去年“杜の都・仙台を走る初めてのフルマラソン”としてリスタート。
コースの約7割が津波の浸水域で、
移り変わる街の様子や復興の軌跡を体感できる42.195㎞になっています。
「沿道からの応援で“来てくれてありがとう”と言われるのはこの大会だけ」
「復興の軌跡を目の当たりにして涙が出た」
「走らせてくれてありがとう」
去年の大会を走った参加者の言葉です。
全国から集まったランナーと地元のみなさんが、それぞれ想いあう。
これも私たちの大会の大きな特徴の一つです。
東日本大震災から13年が経過しました。
今年の1月には能登半島で大きな地震が起きました。
私たちが大会名に「復興」の2文字を冠し続けるのは
「復興」という言葉に触れていただくことで、記憶の風化を防ぐ一助になればという想い、
そして「復興」の途上にある場所で開催する大会に参加していただくことで
ランナー自ら感じるもの、現地だからこそ伝わるもの、がきっとあると信じているからです。
今年は、大会を通じて能登半島地震への支援も実施します。
また、世界中どこでも起こりうる「災害」において「命を守る」きっかけの一つになるべく、
「減災・防災の発信」にもより力を入れていきます。
“走ることが、誰かの為になる”
そんな大会を、みなさんと一緒に創り上げていきたいと考えています。